深夜

2005年1月4日 ポエム
カチカチカチと、
普段は気にならない
時計の音がとても
大きく聞こえる。

僕は時計の電池をはずす。

・・・
それから1時間は経っただろう。
時刻は3時くらいだろうか。
まだ眠れない。
昼間に寝すぎたからだろうか。

12歳の僕にとっては
今まさに、未知の世界だ。
おばけが出るとか、
泥棒が来るとか、
思わないけれど
なんだか怖い。

世の中にこんな時間が
本当に存在することを
初めて知ったからだろうか。

そんなことを考えながら
幾分か過ぎ、
不安ばかりが募り、
また眠れなくなるまさに、悪循環。

・・・
いつの間にか朝になった。
そういえばそんな頃もあったなと、
すこし布団の中、思いながら
またすぐに普段の生活に戻っていく。

今はたくさんのことを知ったけど、
何か足りない気がするという思いが見させた、
昔の話の夢をどこかにそっと置いて。

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